コーヒーにはたっぷりのお砂糖を入れて

 ぼくは日頃から、コーヒーにはおいしいと感じられる程度の、側から見ればたっぷりのお砂糖(たまに少しの牛乳も)をコーヒーに入れて飲むようにしている。コーヒーはブラックで飲むのが大人の嗜みであり常識で、ミルクポーションはまだしも砂糖を入れるなどとは子どもじみている。それはまるで飲み会の席でコーラばかり飲むように場違い、いや、興醒め?(適切な形容動詞が思いつかない)だとの目で見られがちなのだが、現代人が唯一耳を傾けてくれる「科学」の用語で言ってみても、コーヒーと砂糖の組み合わせは妥当なのだそう。以下は崎谷博征医師の「焚書もの」である『ワクチンの真実』からのぼくなりの整理である。

 まず、コーヒーに豊富に含まれるカフェインは体内で代謝されて、非常に重要な尿酸という物質に変換される。この尿酸は血液内の実際の抗酸化物質として、プーファ(多価不飽和脂肪酸)の脂質過酸化反応などを防いでくれる。

 その意味で、抗酸化物質をわざわざ外から摂取する必要はない。尿酸が実質的な唯一の血液内抗酸化物質として存在しているからである。人体は、カフェインから必要な抗酸化物質を作ることができるのだ。加えて、砂糖に含まれるフルクトース(果糖)も前述の尿酸の産生を高めるとのこと。

 そもそも、人間が様々な病態に陥るのは病原体のせいではなく、心身の「糖のエネルギー代謝」が低下することによる免疫抑制状態に原因があるという崎谷医師の主張に基けば、砂糖は人間にとって害悪でないばかりか必要不可欠な食物なのである(このことは崎谷医師の別の著書『ハチミツ自然療法の最前線』も参照されたい)。カフェインも「糖のエネルギー代謝」を高めてくれるそう(つまり糖質をたくさん使う)なので、砂糖をたっぷり入れたコーヒーを飲むというのは、単においしいだけでなく、理にかなってもいる嗜み方なのだ。

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